2005年09月14日
EDとインポテンツ
最近では「ED」と「インポテンツ」を区別するようになってきています。日本でも広く使われていた「インポテンツ」はもともと性的不能を意味するために、アメリカ・ヨーロッパなどでは、現在ほとんど使わないようにしています。あくまでも「ED・勃起障害」は、性的に不能なのではなく、困難だということです。
良くある質問・疾患について
A:特定の人がEDになるのでしょうか?
Q:ストレスなどの精神的な問題だけではなく、生活習慣病などにより引き起こされることも多いため、EDは誰でもかかる可能性があります。
A:高齢になると自然にEDになるのですか?
Q:高齢だからといって自然にEDにはなることはありません。たしかに中高年のED率は高くなりますが、それは生活習慣病などにかかる割合が増えるために、EDを引き起こす確率が上がるためです。
良くある質問・治療について
A:ED治療薬を飲むと、常に勃起している状態なのでしょうか?
Q:バイアグラなどの薬品は興奮剤ではありませんので、そういうことはありません。あくまでも性的興奮状態になった時に勃起の手助けをしてくれるものです。
A:治療にはどれくらいの費用がかかりますか?
Q:EDの治療には健康保険が適用されず、症状における検査の内容によっても料金が変わってくるので一概には言えません。診察料・検査費用・薬代にかかる費用を事前に医療機関へ確認するのが良いでしょう。
手術によるED
前立腺ガン・直腸ガン・膀胱ガンなどによる腫瘍摘出の手術の際に、勃起を促す神経が損傷を受けしまい、EDになるケースもあります。また、前立腺肥大症による手術でも同じように障害が起こる可能性もあるようです。これらは増加の傾向にある疾患ですので日頃から注意して生活しましょう。
脊髄損傷などによるED
脳からの命令を体に伝える重要なパイプ、脊髄に障害を受けたためEDになる場合もあります。これは、勃起を促す刺激が、脊髄の損傷で遮断されてしまうからです。障害を受けた部位によっては射精・造精機能に問題が現れることもあり、男子不妊症にも発展する可能性がでてきます。
薬によるED
精神・神経的な疾患などの治療に使用される薬品、抗うつ剤・降圧薬の一部・抗男性ホルモン剤・メジャートランキライザーなどを服用することでEDになる場合があります。このような病気に使われる薬は、脳内の神経に作用するものですが、勃起・射精に関わる交感・副交感神経にも影響を及ぼし、その結果がEDとなって現れるのです。
ストレスによるED
ストレスが性欲を減退させ、その結果EDになってしまうと思われていましたが、最近の研究では、ストレスそのものがEDを引き起こす原因であることがわかりました。仕事などのストレス・精神的プレッシャー・性的コンプレックスといった心因性のもの、睡眠不足・運動不足・喫煙などの生活習慣に関係するものなどを改善していくことが、EDの解決につながっていきます。
肥満とED
前出の糖尿病・心臓病などを誘発する原因に肥満があげられます。ある研究によると、肥満の男性がEDになる可能性は、平均的な体型の男性に比べて2倍相当に上るということです。なお、痩身な体型でも体脂肪率が高ければ肥満ということになりますので、痩せている方もチェックしてみた方が良いでしょう。
高血圧とED
大量の血液が海綿体に流れ込むことによってペニスは勃起します。と言うことは、血管に悪影響をもたらす心臓病・高血圧症などの生活習慣病は、EDに大変深く関わってくる疾患ということがいえます。それぞれ症状に差はありますが、高血圧症の男性の約4人に1人はEDだといわれています。
糖尿病とED
糖尿病を患っている半数近くの男性はEDだといわれています。糖尿病により神経・血管の働きが阻害されてしまい、血の流れが抑えられてしまうからです。最近では20代前半の方もかかることが多く、増加の傾向にあります。EDの症状が出始めた時には病気のサインともいえますので、日常から、運動をして食生活にも気をつけることで、糖尿病すなわちEDの予防になります。
漢方・精力剤
医薬品では効果が高すぎる場合などに使ってみるのが良いかもしれません。ただし、バイアグラなどに比べ即効性では劣りますので、長期的な服用で症状の改善を目指す方におすすめします。漢方ベースのものは安全性が高く、使用している方も増えていますが、使用の際は医師に相談してみてからのほうが良いでしょう。
ジェネリック薬品
ジェネリック薬品とは、薬品の特許期限が切れた後に、他社から同成分で安く販売される薬のことをいいます。バイアグラなども多数のジェネリック薬品が販売されており、価格も正規品の半値から5分の1ほどで入手することができます。ただし、粗悪品も多く、なかには全く成分が違うものもありますので注意が必要です。
シアリス
シアリス(タダラフィル)・米国リリー・アイコス社製。
薬の即効性が高く、持続時間も最大36時間と非常に長いのが特徴です。レビトラ同様に食事の影響を受けないので服用しやすいと思われます。副作用として頭痛・消化不良・疼痛など起こることがあるようです。日本国内では今のところ承認されていません。
レビトラについて
薬の即効性・持続性は高いが、副作用は少ないのが特徴です。また、食事・アルコールによる影響もほとんど受けないので服用しやすいと思われます。バイアグラで効果が出なかった方に適しており、安全性も非常に高く、日本でも徐々に使用される割合が増えてきているようです。
レビトラ
レビトラ (バルデナフィル)・米国バイエル社製。
服用後15〜30分で効果が現れ、その後12時間ほど持続します。副作用として疼痛・ほてり・鼻炎など起こることがあるようです。バイアグラに比べ併用してはいけない薬が多いので服用の際は注意して下さい。
バイアグラについて
ED治療薬の中で最も良く使われており、一般にも認知されている薬品です。長期に渡り服用をしても薬の効き目が落ちてくるようこともなく、重い副作用の報告も公式には発表されていません。正しい使い方をすれば、非常に安全性が高い薬品ということがいえます。
バイアグラ
バイアグラ (シルデナフィル)・ファイザー社製。
服用後1時間程で効果が現れ、その後4時間ほど持続します。空腹時、もしくは食後2時間以上の服用で効き目が高くなります。副作用として頭痛・顔面紅潮・胸焼けなど起こることがあるようです。ただし、24時間以内に他の薬との併用を行うと、命に関わる問題が起きる可能性がありますので絶対に止めてください。
ED治療薬について
EDの治療に使われる薬は興奮剤のようなものではありません。勃起を収めようとする酵素の働きを阻害して持続性を高めるものです。性的興奮はあるのに勃起しない・勃起が続かないという方には効果的な薬品です。ただし、少なからず副作用もあり、併用できない薬も多数あるため、服用する時には専門医の処方を受けた方が良いでしょう。
勃起障害・未認可の薬
勃起障害の治療薬には承認を受けている薬以外にも、海外では高い安全性で広く使われている「シアリス」や、正規品と同じ成分で価格の安いジェネリック薬品が多数存在しています。もし未認可の薬・ジェネリック薬品で治療を行う場合は、よく確かめてからご使用ください。
勃起障害の治療薬
現在、労働厚生省から認可を受けている勃起障害の治療薬は以下のの二種類だけです。主に器質性勃起障害の治療で処方されます。
・バイアグラ
・レビトラ
この他、勃起障害には漢方による治療も行われているようです。
他の原因による勃起障害の対処
前出の三種類以外が原因で起きる勃起障害の対処法ですが、こちらも、やはり医師による診察を受けてみることが大切になると思います。原因不明のものでも、専門医によって障害を引き起こす要因が特定できる可能性もあります。年齢によるものは、ハッキリした原因がわからないというのが現実ですが、余程の高齢ではない限り、症状が改善される可能性はあると思われます。
他の原因による勃起障害
年齢(高齢)・薬の副作用・原因不明などで、勃起できない・持続しない状態を指します。内分泌機能障害(ホルモンの分泌異常)は診断がとても難しい場合が多く、その他の原因として診断されることがあるかもしれません。
混合型勃起障害の対処
二つ以上の原因で生じる混合型勃起障害は、専門医による適切な治療を受けることで問題に対処することができます。
ただし、器質性勃起障害の時とは、やや異なり場合によって複数の医師から診断を仰がなくてはいけませんが、一つの要因が改善されれば、徐々に良くなっていくのではと思います。
混合型勃起障害
二つ以上の原因が重なり、勃起できない・持続しない状態を指します。機能性勃起障害と器質性勃起障害の併発などが原因となります。また、糖尿病・腎不全・泌尿器系疾患などから誘発されて、ホルモンに異常が起きた、なども混合型に当てはめることができます。
器質性勃起障害の対処
身体的な原因がハッキリしている器質性勃起障害は、専門医による適切な治療を受けることで問題に対処することができます。あまり悩まず、まず医師に相談して診察を受けることが先決です。バイアグラなどED治療薬の服用で症状が改善することが多くみられます。
器質性勃起障害
身体的なことが原因となり勃起できない・持続しない状態を指します。ペニスを支配する神経・組織・血管にまつわる障害、内分泌機能障害が要因となります。糖尿病・心臓病などの生活習慣病から引き起こされるもの、男性ホルモンの低下による分泌異常などが当てはまると思います。
機能性勃起障害の対処
心因的なことが原因の機能性勃起障害は、心療内科によるカウンセリング、セラピーを受けることにより対処することができます。インターネット上にもストレス度を測定できるテストなどがありますので、こういったものも参考にして、現在の環境を改善してみることも重要です。ただし、一時的なストレス・疲労などが原因の場合もありますので、勃起障害だと思い込んで自分で決めつけるのは良くありません。
機能性勃起障害
精神的なことが原因となり勃起できない・持続しない状態を指します。過度のストレス・心理的な不安・心の病気・性器などに関するコンプレックスが要因となります。具体的には「セックスに自信が無い」「仕事が気になる」「精神的に鬱の状態」ということが当てはまるのではないかと思います。
勃起障害の種類
勃起障害を大別すると以下の4種類に分けることができます。
・機能性勃起障害
・器質性勃起障害
・混合型勃起障害
・他の原因による勃起障害
ED
最近、勃起障害のことを「ED」と表されることが多くなってきましたが、これは「勃起機能の低下」を意味する英語「Erectile Dysfunction」のイニシャルからきています。現在日本では40〜70歳までの半数以上の男性、約1,000万人以上が、勃起障害・EDで悩んでいるといわれています。
勃起障害・EDとは
性行為を行うのに必要な勃起力がない、もしくは持続しない、性行為を行う機会の75%以上で出来ない状態のことを指します。個人差はあると思いますが、セックスをする3回に1回、2回に1回の不能でも気になる方は「勃起障害(ED)」の可能性を考えてみる必要があるかもしれません。また、性交中、勃起を持続できないことが頻繁にある場合も疑ってみたほうが良いでしょう。